ピラティスとヨガの違いは?

●ピラティスとは?

ピラティスは、ドイツ発祥のエクササイズでジョゼフ・ピラティス氏が考案しました。元々は病弱だった自分自身の鍛錬の為、ヨガなど様々なトレーニングを研究し誕生したエクササイズで、後に看護師になりケガ人など身体が弱った人にも大きな負担をかけることなく行えるリハビリの目的で開発しました。ピラティス氏はその後アメリカに渡り、そのエクササイズがダンサー達に受け入れられ現在のピラティスにつながっていきます。
ピラティスは身体の深層部にあるインナーマッスルや体幹を使って身体を健康的に鍛えることを目的とし、「10回行うと気分が良くなり、20回では見た目が変わり、30回で全く別の身体に生まれ変わる」と言われています。
リハビリ用に開発されただけあって運動で使う筋肉ではなく、姿勢や関節のポジショニングのための筋肉を鍛えることでボディラインや骨格のゆがみを整えていきます。老若男女

誰でもできるエクササイズになっています。

●ヨガとは?

ヨガは今から4500年程前の古代インドで誕生しました。現代のヨガはインドからヨーロッパに渡り身体を動かす健康法の側面が強くなったものが主流です。
古代のヨガ経典ではヨガの目的を「揺れ動く心を整えること」とし、呼吸法や瞑想を通じて心と身体を調和し、充実して幸せを感じられる状態に整えることを目指していました。そこからポーズと呼吸法を中心に、身体を動かすことで心身を整える現代のヨガの形ができていきました。
現代ヨガの多くは「ハタ・ヨガ」を基本としています。ハ(Ha)は太陽、タ(Tha)は月を意味して、陰と陽や静と動といった相反するものを調和しバランスをとることを目指しています。そこから多くのスタイルが生まれ、運動量の多いものやリラックス効果の高いもの、ポーズの形を追求するものなど目的に応じて選ぶことができます。

まとめ

心がお疲れの方や柔軟性を高めたい方にはリラックス効果があるヨガがおすすめです。
姿勢の改善や身体能力のアップを目指す方には体幹を鍛えられるピラティスがおすすめです。
どちらが向いているかは、実際に体験してみて下さい!

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